自転車で環境負荷の軽減できる?自転車とエコの関係について

自転車で環境負荷の軽減できる?自転車とエコの関係について

エコは科学の分野で複雑高度な様々な試みが日々取り組まれていますが、私たち一人一人が生活の中で環境負荷を下げることが、シンプルかつ威力のある解決法だったりします。

難しいことを考えずに、私たちが地球に負荷を掛けずに、自分に負荷を掛けてみるという取り組みです。

その中でも、有効なのが自転車です。

今回は、企業や自治体で自転車を有効活用し、環境改善に向けて取り組んでいる例をご紹介していきた、自転車のライフスタイルが私たちにどのような活路を見出すのかを考えていきたいと思います。

J:COMのエコドライブ

J:COMは、営業をする社員やスタッフが車を使う際に、エコドライブを心掛けるような環境教育を行っています。

その中で取り入れられたのが、移動距離が短い場合は、営業車を使わずに、バイクや自転車の切り替えを推進しています。

参照:「環境負荷削減への取り組み | CSR | 株式会社ジュピターテレコム | J:COM」

CO2排出量約1,300トン「エコ配」

株式会社エコ配は、東京、名古屋、大阪の都市部地域を中心に、自転車を用いたほぼ人力による配送を提供。

自転車の配送により、二酸化炭素の排出量をゼロにする完全カーボンニュートラル宅配便を目指し、て供しています。

その結果、燃料費及びガソリンの小売価格から算出されるガソリン消費量及び電気使用量から、2011年の総CO2排出量を算定した結果、本年も昨年と同様に約1,300トンに抑えることに成功しています。

参照:「格安宅配のエコ配 ecohai|安い宅配 宅配便 配達」

阪急レンタサイクルによる「カーボン・ニュートラル・ステーション」

阪急レンタサイクルでは、環境省と共同で、摂津市駅の阪急レンタサイクル営業所に看板を掲出し、「COOL CHOICE」を呼び掛ける活動を行っています。

阪急レンタサイクルは、阪急電鉄の駅前20か所に「自宅から駅、駅から自宅」や「駅から目的地、目的地から駅」の往復に、自転車をレンタル利用サービスを開設。二酸化炭素を排出しないクリーンな乗り物である自転車を活用し、そのうえ自転車を自己所有せずにレンタルによる共同利用をすることで、資源利用の効率化や廃棄物の減少に繋げ、「カーボン・ニュートラル・ステーション」を実現しています。

参照:「阪急阪神ホールディングス株式会社」

愛知県の「エコ モビリティ ライフ」

愛知県では、クルマ(自家用車)と公共交通、自転車、徒歩などをかしこく使い分ける「エコ モビリティ ライフ」(エコモビ)の推進に取り組んでいます。

エコモビは端的には「クルマ通勤を控えて、より環境負荷の少ない公共交通や自転車、徒歩、パーク&ライド、相乗りなどで通勤する」を心掛けていて、自転車活用に関しては、具体的には以下のような活動を推進しています。

・近距離通勤者の自転車通勤奨励
・業務用自転車の活用
・自転車通勤者のために、屋根付き駐輪場の確保、カッパ、ヘルメット置き場の提供、空気入れ、パンク修理キットなどの配備
・会社が保有する自転車を従業員の通勤に使用
・近距離通勤者の自転車通勤を奨励
・自転車通勤者についても、マイカー通勤者と同額の通勤手当を支給
・自転車通勤者に本人希望デザインのヘルメットと視認性のよい統一した雨カッパを支給

自転車を通勤したいというモチベーションを高めるための工夫がなされている点も良いですよね。

参照:「平成28年度「エコモビ実践キャンペーン」の実施結果について – 愛知県」

広島福山市の「福山市自転車利用促進プラン」

広島県の東南端,瀬戸内海沿岸のほぼ中央に位置する広島県福山市では、「福山市自転車利用促進プラン」を立て、多角的な構想で、自転車を中心とした街づくりのプラン立てを行っています。

その中で興味深ったのが、「自転車関連イベント等の提供」というものです。

自転車に関するイベントを事業の一環として組み込み、市民やサイクリストが参加したくなるような自転車関連イベント等の開催や、サイクリングコースの選定等により自転車利用を促進を行うというものです。

システムを変えるというだけでなく、自転車を使おうというモチベーションを高めたり、きっかけを与えたり、背中を押したり、というソフト面の充実を図っているのはとてもいいことですよね。

参照:「福山市ホームページ」

GIKENの地下駐輪場で景観を良くする

株式会社技研製作所は、機械式の地下駐輪場システムを開発。これは、車の立体駐車場のように、コンパクトに自転車を地下に圧入していくというものです。

自転車は確かにエコには有効ですが、自転車の利用者が多い地域で問題になっているのが、「自転車の迷惑駐車」です。迷惑駐車は、自転車は通行の妨げや景観を損なうだけでなく救急・防災活動に支障をきたします。

みんなが自転車に乗るだけでなく、乗った自転車を移動先できちんと駐車する仕組みも大事になってきます。

参照:「エコサイクル 株式会社 技研製作所 GIKEN

自転車利用のリサイクルが成功するポイント

公益財団法人 豊田都市交通研究所が発行したニュースレター「まちと交通」(2012年 8月40号)の『「エコ通勤」の実践に向けて~通勤にける自転車利用の現状と促進策』では、自転車通勤促進の成功するポイントとして、

①自転車通勤手当の増額や報奨金の支給(自動車通勤手当の増額に併せて自家用車通勤手当を減額)
②駐輪場やシャワー室などの整備

を挙げています。自動車を軸に自転車を考えると、時間も体力も使うため、その代償としての報酬は合理的です。

また、駐輪場が快適で、シャワー室も完備してあれば、夏でもストレスなく自動車通勤ができます。会社の周りの施設利用にも自転車を使うことができ、なおかつ、着替えや荷物を置けるロッカーなどが完備されていると、自転車は「使いたくなる乗り物」になっていくと言えます。

公益財団法人 豊田都市交通研究所「まちと交通」

スポーツ自転車による死亡事故の弊害

国土交通省が平成27年3月に出した『自転車交通』では、

近年、スポーツ車の販売台数が増加する等、自転車利用のニーズが多様化している。こうした状況の中、近年、交通事故死者数に占める自転車乗用中の死者数の割合が増加しており、また、自転車関連事故件数が減少する中、「自転車対歩行者」の事故件数が過去10年間で約1.3倍に増加する等、歩行者・自転車・自動車を分離した「安全な自転車通行空間」の整備が必要となっている。

と指摘されています。

道路の路肩をビュンビュンと飛ばしている自転車を見掛けたことはありませんか?自転車はエコな乗り物ではありますが、身体がむき出しになっていて、雨など環境変化で乗り心地が大きく変わる移動手段とも言えます。

自動車よりも規制と罰則が緩いという認識があり、「飛ばせば間に合う」という人が、危ない運転をすることによって、事故が増えることは理解できます。スピード性ふが優れたスポーツ自転車は、使い方によっては危険性の高い自転車とも言えます。時間に余裕を持って、スピードを出さないことがカッコいいという価値観になることで、自転車の安全な環境が守られると言えますね。

「国土交通省 『自転車交通』」

健康増進にも繋がる

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