これからは日本の標準に?新しい住まいのカタチ「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」って何?

これからは日本の標準に?新しい住まいのカタチ「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」って何?

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスとは

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスとは端的に行ってしまえば、「省エネ」と「創エネ」を施した家のことです。

家を建てる際の省エネと創エネ

・断熱性能を向上させる
・換冷暖房効果が損なわれにくい熱交換形換気扇を使う
・太陽電池、燃料電池を設置し、電力を供給する

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの基準「東京」の場合

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの基準値なるものに「外皮性能」というものがあります。

外皮の性能ですよね。家でいうところの外皮は、建物の熱的境界(外壁・床・天井・屋根・窓・ドアなど)を意味します。

つまり、壁・床・天井・屋根・窓・ドアの熱的境界の性能を基準値に満たせば、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスと認められるわけです。

外皮性能を評価する際に用いられるのがUA値で外皮平均熱還流率と呼ばれています。

UA値の求め方

外皮平均熱貫流率 [W/(㎡・K)] = 総熱損失量 [W/K] ÷ 外皮面積の合計 [㎡]
各部位の熱損失量 [W/K] = 熱貫流率 [W/(㎡・K)] × 面積 [㎡] × 温度差係数

住宅の断熱性能を表し、数値が小さいほど性能が高いことを表しています。
各部位から逃げる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。

東京都の場合は、Ua値を0.6W/m2kを達成し、さらに平成25年省エネ基準値から20%以上のエネルギー消費量を削減することが必要になります。

断熱によって単純に消費量を節約することも策として挙げられますが、消費電力を太陽光発電や燃料電池で創エネからまかない、結果的に省エネになります。とにかく「エネルギー生産量と消費量が概ねゼロ」になれば、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスだと理解しましょう。

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスは国から補助金が貰えます

新築戸建だけでなく、中古住宅のリフォーム、賃貸併用住宅でも、とにかく結果的に「エネルギー生産量と消費量が概ねゼロ」の住宅を目指せば、誰でも申請可能です。

補助金が下りるもの

・断熱高性能サッシ
・高性能断熱材
・エコ空調設備
・エコ給湯設備

補助金額

1、交付要件を満たす住宅には、一戸あたり定額125万円
2、交付要件を満たし、特定地域に在る寒冷地特別外皮強化仕様(UA値0.25以下)の住宅には一戸あたり定額150万円
3、ZEHに蓄電システムを導入する場合には、蓄電システムの容量に対して1kWhあたり5万円

居住者が使用する家電製品はエネルギーの対象に含まれません

これは、居住者の家電製品の使用状況を基準として決めることが難しいためです。
つまり、エコの家電は補助金対象外になります。
あくまでも、基準値は外皮性能が見られるわけです。

補助金を受けた57%がゼロ・エネルギー住宅に

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの補助は

・2012年度 443件
・2013年度 1055件
・2014年度 938件
・2015年度 6146件

という数字の伸びになっています。今後新しく建てる家に関しては、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスが標準になる流れを目指しているようです。

最後に

以上、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスについて、分かりやすくまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスと初めて聞いた際は、家電の使用がエコになる家というイメージがありましたが、家そのものを建築する際の外皮機能による省エネと太陽光発電システム等の自家発電の創エネを施したものが、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスでした。

事業者の方に対しては、日本各地で公募説明会が行われていますし、住宅を建てたい人に対しては、ハウスメーカーが説明会や相談会を開いているところもあります。

ぜひ、今回の記事を参考に、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスについて掘り下げてみて下さい。

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