プラスチックの素「ペレット」ってどんなもの?プラスチックのリサイクルは何が大変なの?

プラスチックの素「ペレット」ってどんなもの?プラスチックのリサイクルは何が大変なの?

プラスチックはそもそも米粒状の原料がベースになっています。
その原材料がペレットと呼ばれています。

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ペレットは工業原料を加工しやすいように3~5 mm程度の粒子状にしたものになります。この一粒一粒からプラスチック製品ができるんですね。

プラスチック製品をリサイクルする場合は、まずはペレットに戻します

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リサイクルをする際は、まず、プラスチック製品を溶かして、ペレットの形状に戻します。

そして、リサイクル材ではないバージン材をリサイクル材のペレットと混ぜることで、新製品を作ることができます。

<ペレットを加工>→<プラスチック製品完成>→<利用>→<廃棄>→<溶解>→<リサイクルペレット>→<バージン材混合>→<リサイクル製品>という流れになります。

油にできるプラスチックと油にできないプラスチックがある

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プラスチックと一概にいっても、いろんなプラスチックがあります。油化できるプラスチックは、PP(ポリプロピレン)PE(ポリエチレン)PS(ポリスチレン)の3種類。

ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(P.E)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)など、より細分化することで、ペレットにするコストを抑えられます。

最も効率的なリサイクルは、一般の人がプラスチックを細分化して分別すること。

ペットボトルはお金になる

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回収してお金を得られるものは、アルミ、鉄、瓶などがありますが、ペットボトルはリサイクル品として有価です。多くの自治体で家庭ゴミとしてペットボトルが分けられて集められるのは回収後の価値が高いからなのです。

リサイクルの時にどれだけ余分なコストが掛かるかによって、回収したときの価値が変わります。

リサイクルには「見えないリサイクル」と「見えるリサイクル」がある

見えないリサイクルとは?

見えないリサイクルとは、要は回収する廃棄物が特定できなかったり、不特定多数の場合だったりするケースのリサイクルです。

工場外から廃棄物が運ばれるリサイクルは、見えないリサイクルになります。赤外線、洗浄ラインなど、様々な工程がプラスされるため、リサイクルされたペレットがバージン材よりも高くなることもあります。

見えるリサイクルとは?

見えるリサイクルとは、何が捨てられるのかがはっきりしているリサイクルです。多くの場合は工場内で利用、廃棄、リサイクルが完結し、工場外部から流れてくるものがある場合も、利用物が限定的で特定されている状況にあります。

リサイクルするものが特定できるため、リサイクルもお金を掛けずに済みます。

日本のリサイクルは海外よりも凄い!?

リサイクルと言えば、ヨーロッパが盛んなイメージがありますが、質を見ると、日本のリサイクルはヨーロッパよりも優れていると言えます。

それは、日本人のリサイクルの意識ではなく、そもそも日本人のものづくりに対するクオリティコントロールの高さにあります。

容器リサイクル法は、リサイクルのマーケットを活性化している!?

容器リサイクル法では、消費者の出した容器ごみを市町村が分別回収し、リサイクルをビジネスとして展開させたい業者へ繋ぐマーケットが作られています。

市町村は「容器ごみ」の引き取り費用を業者に払います。ということは、リサイクルをビジネスとする業者は、お金を得ることができるわけです。そして、市町村から得たお金を元手に、リサイクル事業を展開します。リサイクル事業とは、ペットボトルの場合は、ペレット、繊維、シート、成形品、ボトルにして、ビジネスとして展開させます。

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画像は公益財団法人 日本容器包装リサイクル協会より

市町村は容器ごみを入札に出して、様々なリサイクルをビジネスとする業者が、欲しい金額を入札します。各業者の入札額は、ビジネスとして割に合うかどうかで判断されます。

最後に

リサイクルとは早い段階で手を打てば打つほど、シンプルで済ませることができ、その分、コストも抑えられます。後に回せば回すほど、事は複雑化していきます。

今回、ペレットをご紹介しましたが、ペットボトルのリサイクルは使ったものをペレットのような「素材」に戻すわけです。

素材に近いシンプルな状態でリサイクルができれば、リサイクルの負担が掛からないのは想像がつくはずです。

つまり、私たちが今ゴミを捨てようとするまさにその時、いかにシンプルな状態にゴミをするのかが、大事になります。分解できるものは分解し、ごみとして出すことができれば、それは既にごみではないのです。

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