海の中の珊瑚(サンゴ)礁の役割って?サンゴ礁を守るべき理由とは?

海の中の珊瑚(サンゴ)礁の役割って?サンゴ礁を守るべき理由とは?

2016年に環境省の調査によると、沖縄の国内最大珊瑚(サンゴ)礁の97%が白化、56%が死滅していることが分かりました。

珊瑚(サンゴ)礁の白化は、一言で言うならば、海の砂漠化。珊瑚(サンゴ)から褐虫藻(かっちゅうそう)が抜け出し、サンゴの骨格が透けて白く見える現象です。短期間なら元の状態に回復しますが、長期間続くと珊瑚(サンゴ)は死んでしまいます。

珊瑚(サンゴ)が死ぬとどうなるの?

珊瑚(サンゴ)礁は酸素を作り出すメカニズムを持っています。陸地にある森林と一緒ですよね。陸地で森林がなくなって、砂漠化になったら、大問題ですよね。

海の中の珊瑚(サンゴ)礁も同じです。珊瑚が白化して死んでしまうと、酸素が作り出せなくなり、海の中の生物に十分な酸素が行き渡らずに、他の海洋生物も死んでしまう可能性があります。

突発的に一部の海洋生物が死んでしまえば、生態系が一気にバランスを崩します。生態系が一気にバランスを崩すと、一気に環境が目まぐるしく変わり、私たちはその変化に対応することができなくなります。

なんで珊瑚礁は死んでしまうの?

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珊瑚礁が死んでしまう理由は、以下の5つを挙げることができます。

・水質汚染
・不法投棄
・人口建造物の増加
・水温の変化
・水質の変化

海の環境が汚染されると、珊瑚礁は強いストレスを感じます。珊瑚礁がストレスを感じると、共生している褐虫藻を追い出そうとします。

人間に例えるなら、環境が汚染されて、ストレスを感じて、服を抜いて、肌をかきむしるような感じでしょうか。肌を守る服が、大事な珊瑚を守る褐虫藻(かっちゅうそう)にあたるのです。

温暖化による水温の上昇も珊瑚礁の死滅に影響を与えています。というのも、水温が高くなると、プランクトンが異常発生しやすくなります。

このプランクトンが太陽の光を遮り、褐虫藻(かっちゅうそう)の光合成を邪魔し、酸素の供給を減らすからです。

珊瑚の近くに生息することが苦になった褐虫藻(かっちゅうそう)は、やがて、珊瑚の下を離れます。裸になってしまった珊瑚は褐虫藻(かっちゅうそう)から酸素・栄養供給源を貰えなくなります。

珊瑚礁は、褐虫藻(かっちゅうそう)とセットで考えていく問題ということですね。

珊瑚は自分から白くなっていることもある!?

従来の白化現象とは異なる「ホワイトシンドローム」と呼ばれる珊瑚を白くしてしまう病気があるようです。直径2メートルのテーブルサンゴが数か月から1年で死滅すると言われています。感染症の一種と考えられていますが、はっきりとした原因が特定されていません。

珊瑚は植物ではなく動物です!

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珊瑚の見た目は植物のように見えますよね。しかし、本当は動物なのです。個体がどんどん分裂し、群体を作りながら成長します。1つの群体には数百から数千、大きなものでは数万の個体が集まっています。

珊瑚と珊瑚礁の違いとは?

珊瑚は動物の一匹一匹、または群体の1つ1つを指します。一方、珊瑚礁は珊瑚を中心とした地形のことを指します。

珊瑚礁ってどうして重要なの?

冒頭で述べたように、珊瑚礁は酸素を作り出す機能があります。そして、珊瑚礁の面積は地球表面の約0.1%しかありません。それだけでも貴重なのですが、なんと、その0.1%の場所に、多くの種類の海洋生物が生息しているのです。

海のジャングルを作っている役割を珊瑚礁が果たしているわけです。珊瑚礁は生物多様性が優れた場所であり、珊瑚礁が失われることは生物多様性が失われることを意味します。

珊瑚礁が失われることでの経済損失はかなり大きくなる

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珊瑚礁は綺麗な海に生息します。綺麗な海と綺麗な珊瑚があれば、多くの観光客を呼ぶことができます。日本では沖縄が珊瑚礁を観光資源にしています。

また、珊瑚礁がある場所は生物多様に優れているため、希少価値の高い海の幸を獲ることができます。

珊瑚礁が失われれば、観光資源と漁業資源がなくなり、経済的に大きなダメージとなります。

最後に:環境負荷を掛けないことを心掛けよう!

以上、珊瑚礁についての知識をいろいろと述べてきましたが、いかがでしょうか?珊瑚礁を守るためには、珊瑚の増殖・移植による再生策、サンゴ自身が環境の変化に適応させる施策などが必要になると言われています。

私たち一人ひとりができることは、普段からエコを意識し、環境負荷を掛けない社会の雰囲気作りを行うことです。ぜひ、珊瑚礁について、これを機に理解を深めてい頂ければと思います。

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