使い古した携帯電話の廃棄の仕方。正しいケータイ・リサイクルの方法

使い古した携帯電話の廃棄の仕方。正しいケータイ・リサイクルの方法

日本国内における携帯電話等の契約数は 2011年12月には人口に対する普及率が 100%を越えています。一人一台、もしくはそれ以上が当たり前な時代になっていますよね。

ただし、使用済み携帯電話の正しい廃棄の仕方ってご存知ですか?使い古して不要になった携帯電話はなんとなく、家にストックしている方も多いのではないかと思います。

携帯電話等には、金、銀、銅など価値のある資源がたくさん!

携帯電話等には、金、銀、銅などの貴金属や有用金属が高い割合で含有されており、資源の有効利用の観点からも、回収・リサイクルを促進することは重要です。

モバイル・リサイクル・ネットワークでリサイクルしよう!

モバイル・リサイクル・ネットワーク(MRN)は、携帯電話事業者を中心とした、回収・再資源化の取組みのことで、どの事業者のどのメーカーの端末でも回収を引き受けてくれます。

通信業者では、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、販売会社では、ビックカメラ、エディオン、製造メーカーでは、NECインフロンティア、シャープ、ソニーモバイルコミュニケーションズ、富士通など、多くの事業者が回収を行っています。

リサイクルに出すときは、端末のリセット(初期化)操作を必ずしよう!

携帯電話のリサイクルの際に重要だと言われている点が「個人情報保護の徹底」です。

モバイル・リサイクル・ネットワークは、個人情報保護に取組みつつ、携帯電話等の販売店において、本体、充電器、電池を自主的に無償回収しています。

また、初期化操作に先立ち、必要なデータを新しい端末に移行することが可能です。
その他にも、パソコンにデータのバックアップを取っておくなど、工夫をするようにしましょう。リサイクルする時点で、データをしっかり削除することが大切です。

自分自身で廃棄したり、データ消去が行われる確証がないリサイクルショップに預けるなど、情報漏えいのリスクがある行動は控えるようにしましょう。

自分の情報だけでなく、友人や家族の情報も漏えいすることなり、大切な人に迷惑をかけてしまいます。

どれくらいリサイクルされて、リサイクルされたものは何になるの?

モバイル・リサイクル・ネットワークは、平成26年度までに累計で約1億1千万台を超える端末を回収しています。

平成26年度の回収台数は携帯電話本体が約619万台、電池が約993万本、充電器が約320万台となっています。かなりの量ですよね。

携帯電話端末には、鉄、アルミニウム、マグネシウム、金、銀、銅などが含まれ、金、銀、銅、パラジウムなどの金属は素材に戻し、再利用されています。

精錬の過程で発生するスラグは路盤材、湾岸施設(テトラポット中込材)などに利用されているようです。

また、金属以外の素材(プラスチック、ガラスなど)についてもリサイクル処理を実施しています。プラスチックは低温溶解により樹脂材となり、ハンガー等の日用品、プラスチック収納容器、玩具の筐体等に利用されています。

携帯は貴重な資源で、リサイクルの受け入れ態勢も整っています。不燃ごみなどに出さずに資源としてモバイル・リサイクル・ネットワークに出すだけで、かなりのエコの貢献になると言えます。

最後に

携帯電話のリサイクルは、モバイル・リサイクル・ネットワークで無償回収してくれますのでケータイショップに足を運べば、安全に廃棄することが可能です。

これからのリサイクルは、個人情報などのソフト部分に気を使う必要があります。携帯電話に限らず、モノの中に情報などのソフトが入り込んでいる場合は、廃棄に気を使うようにしましょう。




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