先日7月29日、二宮町にある海岸にて社員によるビーチクリーンを行いました！
そしてなんとこのビーチクリーンで拾ったプラスチックゴミは、素敵なジュエリーへと生まれ変わります！
今回はその詳細をお話しします！

ビーチクリーンの様子

二宮町でのビーチクリーンではプラスチックゴミを中心に拾いましたが、漂着したであろう大きなゴミも多く見られました。同じ湘南エリアでも、海岸の地形や位置、風の向きなどによってゴミの落ち方は様々であり、
マイクロプラスチックよりも大きなプラスチックゴミもたくさん拾うことができました。

マイクロプラスチックとは

マイクロプラスチックとは、非常に小さなサイズのプラスチック粒子や断片のことを指します。通常、マイクロプラスチックは直径が5ミリメートル未満の微小な粒子やフラグメントで構成されており、肉眼ではほとんど見えません。これらの微小なプラスチック粒子は、大気、水、土壌などの環境中に広く分布しており、さまざまな環境問題を引き起こす可能性があります。

マイクロプラスチックは、主に以下の2つのソースから生じます：

1. マイクロビーズ: マイクロビーズは、化粧品、歯磨き、ボディスクラブなどの個人用品に含まれていることがあります。これらの製品に含まれる微小なプラスチック粒子は、洗顔や入浴中に下水に流れ込み、最終的に海洋などの水域に到達します。
2. プラスチックの分解: 大きなプラスチック製品が自然界で風化し、紫外線、機械的なストレス、化学的な分解などによって小さな断片に分解されることがあります。これらの断片は、マイクロプラスチックとして環境に放出されます。

マイクロプラスチックの問題点は、その微細なサイズ故に、生態系に対する潜在的な影響が大きいことです。海洋生物がこれらの微小なプラスチック粒子を摂取し、食物連鎖に進入する可能性があり、また、水中や土壌中に存在することで生態系に対する影響を及ぼすことも懸念されています。また、マイクロプラスチックは環境への長期的な影響についての研究も行われており、その解決策としてはプラスチックの使用削減、リサイクルの促進、適切な廃棄物処理方法の普及などが検討されています。

マイクロプラスチックがジュエリーに！？

今回拾った海洋プラスチックは、sobolonさんにご協力いただいて、素敵なジュエリーにアップサイクルします！

捨てられて、一度海に流れたゴミが宝石のようなジュエリーに生まれ変わります！

今年12月に行われる湘南国際マラソンにて販売予定ですので、楽しみに待っていてください！

アップサイクルとは

「アップサイクル」（Upcycling）とは、リサイクリングと関連する概念の一つで、廃棄物や不要な素材を再利用するプロセスを指します。アップサイクルは、素材や製品をより高品質で価値のあるものに変えることを目的としています。このアプローチは、廃棄物削減や環境への負荷軽減に寄与し、創造的なデザインやアートの分野でも活用されています。

アップサイクルの主な特徴と原則は以下の通りです：

1. 質の向上: アップサイクルは、元の素材や製品を質の高いものに変えることを重視します。例えば、廃棄されたテキスタイルから高品質なファッションアイテムを作るなどが該当します。
2. クリエイティブなデザイン: アップサイクルはクリエイティブなデザインプロセスを通じて、廃棄物を美しく実用的な製品に変えます。デザイナーは素材の特性を活かし、新たな用途や価値を創造的に考案します。
3. 資源の有効活用: アップサイクルは、素材や製品を有効に再利用するため、廃棄物処理や新たな原材料の採取を減らすのに役立ちます。これは環境への負荷を軽減し、持続可能な資源管理に貢献します。
4. 廃棄物削減: アップサイクルは、廃棄物の量を減らす方法として広く認識されており、廃棄物処分場への廃棄物の送付を減少させます。

例として、古いジーンズから作られたデニムバッグ、廃棄された自転車パーツから作られた照明器具、使い古したガラスボトルから作られた花瓶などがアップサイクルの具体的な例です。アップサイクルは持続可能な消費と生産の一環として、リサイクリングとともに環境保護と資源効率の向上に寄与する方法とされています。

湘南貿易の取り組み