オーロラの聖地カナダ「イエローナイフ」の豆知識

今回は、オーロラの聖地として名高いカナダのイエローナイフをピックアップしていきたいと思います。
イエローナイフはカナダのどこにあるの?
イエローナイフはカナダ北部に位置するノースウエスト準州の州都になります。
イエローナイフには世界で10番目に大きいグレートスレーブ湖に面しています。面積は四国の約1.5倍にも及びます。
四季があり、春と夏と秋は猛スピードで過ぎ、1年の半分以上が冬、1~2月はマイナス40度以下の気温になることもあります。
イエローナイフのオーロラはなぜスゴイの?
イエローナイフがオーロラの聖地を言われる所以は、その圧倒的なオーロラ観測率の高さ。
オーロラベルトと呼ばれるオーロラが発生しやすいエリアの真下に位置しており、冬は晴天が多く乾燥している気候が後押しとなって、イエローナイフに滞在すれば、90%以上の高確率でオーロラに出会えると言われています。
イエローナイフはオーロラが爆発する?
イエローナイフで見られるオーロラは時には鮮明過ぎることもあり、その光景は「オーロラ爆発」と呼ばれています。
オーラは表情を変え、真っすぐに走ったり、、揺れ動いたり、空を駆け巡り、本物の天然プラネタリウムを感じられ、空のエンターテイメントに溢れた空間を提供してくれます。
イエローナイフの人々はオーロラを恐れていた?
太古にイエローナイフでのオーロラを目にした人々は、オーロラをネガティブなものとして捉えていたと言われています。オーロラは不吉の前触れと考えられ、特に赤いオーロラを見ると、不幸が起こるとし、オーロラは目を背けるべきものだったのです。
イエローナイフに生息するカリブーは、食料にも衣料にも道具にも変えられる生き物で、移民にとっては極寒であれど、生活をする上では、非常に適した場所であったと言われています。カリブーを肉や血になる食料にしたり、毛皮を衣料として扱ったり、骨を狩りの道具として使ったり、生活のすべてを補う役割を果たしてくれたのです。
イエローナイフはどうして注目されたの?
1934年にイエローナイフ湾東部で、金鉱脈が発見されたことがイエローナイフが脚光を浴びるきっかけになります。金を手に入れるために、多くの人がイエローナイフを訪れるようになったからです。
金の発掘は2004年終了し、現在はダイヤモンドの鉱床が発見されて、ダイヤモンドの採掘地としても名を上げています。オーロラに金にダイヤモンド、永遠に輝くこととの縁を持っているかのようですね。
イエローナイフは極寒地最大の都市部
イエローナイフがオーロラの観光地、聖地と呼ばれるさらなる理由に、アクセスの良さが挙げられます。イエローナイフ空港から市内までは約6km。オーロラ鑑賞場所までは中心地から車で約20分で行くことができます。
また、レストラン、旅行会社、お土産店などが密集する地域があり、1km平方メートル圏内であらゆる観光が可能。
冬限定の湖の上のアイスロード
1~3月のみ通行可能な氷の公道であるアイスロード。重量制限を設け、除雪してから開通します。郊外の街に住む人たちは、アイスロードがあることで、車に乗って、1年分の燃料や生活用品を調達します。
オーロラは、一般的に真っ暗な背景でしか撮影できないと言われていますが、イエローナイフのオーロラは光量がとても強いので、星や月と一緒に撮影することができます。また、スマホでも撮影が可能です。
最後に
以上、カナダのイエローナイフについての豆知識を分かりやすくまとめてみました。イエローナイフの気候と土地が素敵なオーロラを生むわけですが、私たちの住んでいる地域にも、その地域にしか出せない味というのがありますよね。
そんな地域の味に注目しつつ、大切に守っていけるようになりたいものです。
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