ニュースでよく聞く「サミット」とは一体何?よく分かる「サミット」の概要について
サミットという言葉をよく耳にしますよね。
2004年に日本でもサミットが沖縄で開催され、安室奈美恵さんが「NEVER END」を歓迎夕食会で熱唱しました。
サミットという言葉は知っている。
でも、サミットとは一体何で、一体どのようなことが行われているのかについては、知らない方も多いようです。
そこで、今回は、サミットについて分かりやすくまとめてみました。
サミットとは、首脳レベルで総合的に議論する場
サミットは、首脳レベルの各国の代表が集まり、あるテーマを議論する場です。
地球サミットであれば、首脳レベルの各国の代表が集まって、地球環境をテーマに議論する場ということになります。
G7とかG8とかG20って何?
サミットのことがニュースで流れる際に、G7やG8やG20などの言葉を一緒に耳にしたことはありませんか?
Gは「Grouup」の略で、Gの後に付いている数字は「サミットに参加する国の数」を表しています。
そもそもサミットは、1975年に日本、アメリカ、イギリス、イタリア、ドイツ、フランスの6カ国でスタートしました。(G6)
そして、1976年にカナダが加わりました。(G7)
さらには、1998年にロシアが加わりました。(G8)
2009年には、欧州連合(EU)、新興11カ国(中国、韓国、インド、インドネシア、オーストラリア、トルコ、サウジアラビア、南アフリカ、メキシコ、アルゼンチン、ブラジルが加わりました。(G20)
今後もG20から数字が増減する可能性が勿論あります。
今までサミットはどんなテーマを議論してきたの?
2010年代
2015年 エルマウ・サミット…年世界経済の回復継続・リスク、貿易,サプライ・チェーンにおける基準、紛争の外交的解決、北朝鮮による核・ミサイル開発の継続
2014年 ブリュッセル・サミット…ウクライナ支援の重要性,ロシアに対する外交的解決の呼びかけ、EU・EPA交渉、日朝拉致問題の解決、世界経済:堅調な成長に向けた構造改革
2013年 ロック・アーン・サミット…多国籍企業による租税回避の問題、アフリカを中心とする非G8諸国の採取産業,土地取引等の透明性向上、北アフリカ,サヘル周辺におけるテロ対策
2012年 キャンプ・デービッドサミット…イラン核問題、シリア人命の損失と人道危機、北朝鮮ミサイル問題、欧州債務危機、石油市場、再生可能エネルギー、アフリカ・食料安全保障、アフガニスタンの経済的移行
2011年 ドーヴィルサミット…東日本大震災による日本への連帯、世界経済の下方要因、原子力安全、インターネット、知的財産,個人情報及びプライバシーの保護,サイバー・セキュリティへの対応
2010年 ムスコカ・サミット…財政運営戦略、新成長戦略、ミレニアム開発目標、国際機関をどのように強化していくか、ガザへの人道・復興物資の確保の必要性、パレスチナ国家建設に向けたパレスチナ支援
サミットを見れば、世界が複雑に大きな問題を抱えているのが分かる
サミットでは議論されているテーマは、政治、経済、科学、環境、人権など、様々で各年に話されたテーマを見ていくと、世界が複雑に大きな問題を抱えながら、日々歩みを進めていることが分かりますよね。
言い換えれば、世界がすぐに危うくもなれるということです。
サミットを深く知ることは、世界の情勢を掴むことに繋がります。
外交としてのサミット
冒頭で述べましたが、サミットは「首脳レベルの各国の代表が集まり、あるテーマを議論する場」です。
日本の首相が他国の首相と絡むことができる重要な機会です。他国のトップの価値観を変えることが出来たり、他国のトップの琴線に触れるようなやり取りを行うができれば、サミットを通して、日本は大きく前進することができます。
なんとなく「サミットがあってるんだ」と思っている方は、ぜひ、今回の記事をきっかけにサミットについて掘り下げてみて下さい。
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