エコ・環境の資格ってこんなものもあるの?エコに関する資格6選
1、グリーンセイバー資格試験
横文字のカッコいい響きの資格ですね。グリーンセイバーは、特定非営利活動法人「樹木・環境ネットワーク協会」が主催する資格で、植物や生態系に関する体系的な知識が問われます。
資格のレベルは、植物や生態系の基礎知識からなるBASIC、自然史・文化・習俗・保護について掘り下げたADVANCE、自然の捉え方・共生や循環型社会までを網羅したMASTERの3つがあります。
資格を取った方は、全国各地で森づくりや里山再生に取り組んだり、子どもたちに自然の豊かさを伝えるセミナーや講演などの多彩な活動を実践しています。
グリーンセイバーマスターは、資格取得後も、有資格者のコミュニティであるグリーンセイバーマスター会などで資格者同士の交流が活発に行われています。
2、環境カウンセラー
環境カウンセラーは言わずと知れた環境省認定の資格です。環境問題に関する専門的知識や豊富な経験を基に、市民や事業者の環境保全活動に対するアドバイスやカウンセリングを行う人材です、
環境カウンセラーになるには、申請書と指定されたテーマによる論文の提出が必要になります。書類審査の結果、最終的に面接審査が行われ、合否が下されます。
2016年の課題論文は2,000文字以上4,000字以内で、テーマは「持続可能な地域づくり」で、施策が
1、地球温暖化対策・再生エネルギー推進
2、生物多様性保全・自然環境保全
3、循環型社会構築・3R
4、持続可能な開発のための教育の推進
5、公害地域の再生、水、大気、土壌環境保全
のうちから1つを選び、論文を書くことになります。
文章が得意な方であれば、2,000文字以上4,000字以内はそこまで多い量ではありません。
環境省直々に認定する資格を得るチャンスと言えます。環境カウンセラーの資格を取った方々が、新聞・雑誌・テレビなどのメディアに取り上げられた実績も、環境カウンセラーの公式のページで閲覧することができます。
3、環境プランナー
環境プランナーは一般社団法人「環境プランニング学会」が認定する資格で、ビジネスと環境の両立を組織のために提言・実行できる能力を培うことができます。
環境を切り口に経営改善を働きかけたり、環境を正すことで会社のコンプライアンスを向上させたり、環境に対する企画から経理まで、あらゆるジャンルを上手く組み立てる能力が身に付きます。コンサルタント、税理士、公認会計士などの仕事にも生かされます。
環境プランナーになるには、学歴が高等学校卒業以上であり、2年以上の業務経験者(もしくは環境系の学士・修士・博士課程に在籍)という条件があります。
そして、環境プランナーコース(20時間以上の必須講義と選択講演を付加的に行うこと、または1ヶ月以上の通信教育及びスクーリング)の課程を受け、最後にある修了試験(90分)に合格すれば、無事資格認定となります。
4、森林インストラクター
なんだか和んでしまう資格名ですね。森林インストラクターは一般社団法人「全国森林レクリエーション協会」が主催する資格で、森林を利用する一般の人に対して、
・森林や林業に関する適切な知識
・森林の案内
・森林内での野外活動の指導
ができる人材かどうかが問われます。いわゆる森林のプロですね。
筆記試験の内容は、<森林>森林の仕組み、植生の遷移/樹木、森林の動植物/森林の地質、土壌と水文、<林業>山村と農林業/森林の効用/森林の施業/木材及び特用林産物(きのこを含む)の利用、<森林内の野外活動>森林レクリエーション/キャンピング/ネイチャークラフト、<安全及び教育>安全の知識(気象を含む)、救急処置法/環境教育、自然保護/指導技術、企画の立て方の4教科になります。
さらになんと森林インストラクターは実技試験もあります。実技は用意された素材を使って、森林インストラクターとして、実演を行うということで、指導者としての側面も磨くことができます。
5、エコピープル
エコピープルは、東京商工会議所が主催するeco検定の合格者に与えられる特典です。つまり、eco検定に合格し、申請をすれば、エコピープルになれるわけです。パーティーピープルみたいな響きで楽しそうですよね。
eco検定は学校の社会や理科のような感じで、環境全般の知識が問われます。100点満点とし、70点以上取れば合格で、マークシート問題ですので、しっかりとテキストを読み込んでいれば、合格は難しくありません。
eco検定に合格し、晴れてエコピープルになったら、
・エコピープルマークの使用ができる
・WEBサイトやメルマガに、活動や催事情報を掲載してもらえる
・エコピープル限定割引・特典などの情報がメルマガで届く
・WEBサイトに、個人やユニットの活動をPRできる紹介ページを持てる
など、様々な特典を受けることができます。エコピープル同士が繋がるイベントも活発に開催されているため、充実した時間を過ごすことが出来ます。
6、樹木医
一般財団法人「日本緑化センター」の主催する認定資格で、樹木の調査・研究、診断・治療、保護・育成・管理、公園緑地の計画・設計・設計監理等に関する業務経歴が7年以上の方というガチガチの資格です。
一般の人が手を出せないため、上記に該当する方は、資格取得を目指すと、社会人としての希少価値がさらに高まりますね。
そして、書類でのエントリーを通った方が、筆記試験を受け、100名程度に絞られ、その後は2週間の研修が行われます。
研修センターに泊まり込みで、樹木の分類・整理・生態・制度・防除・遺伝・大気汚染被害・遺伝・土壌など、樹木のことを徹底して学んでいきます。
研修後は樹木医としての適性チェックで面接が行われます。
最後に
以上、エコに関する資格6つご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?エコ・環境の資格ってこんなものもあるのと思ったものもあったかと思います。
資格取得をエコの知識を深めるきっかけの一つにすると、よりエコの知識やセンスの吸収力が高まります。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。
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