リサイクルに関する出前授業! @逗子小学校

2月15日、逗子市立逗子小学校にて小学校五年生を対象に出張講座を行いました。

スライドを用いた説明を熱心に聞く子供たち。プラスチックの種類やリサイクルについて詳しい説明がありましたが、それらを理解してレベルの高い疑問・質問がたくさん出ていました。

分別の大切さに関する話では、自治体ごとの分別方法の違いについて「え~!」と驚いているのが印象的でした。小学生の皆さんは、ペットボトルの分別方法の話題になった際「キャップとラベルとペットボトルに分けるんだよ!キャップはごみじゃないよ!」と一斉に声を上げていました。資源を分類することが”当たり前“になっていると感じました。

(特に逗子市では資源回収のルールが徹底されています。例えばプラスチック容器包装は「洗わなければごみ」と分類されてしまいます。洗浄分別がごみの資源化、リサイクルにはとても大切です!)

実際に、マニュアル式インジェクション装置を用いてプラスチックのマテリアルリサイクル(*1)体験も行いました。

マテリアルリサイクル体験

小学生でも簡単に作業が出来、ボタンや定規、カラビナなどを作成しました。「2回目もやりたい!」と声が上がり盛り上がっていました。近年遠い存在になりつつある「ものづくり」の体験とともに、プラスチック“ごみ“の資源化を目の当たりにしリサイクル(アップサイクル)の魅力を実感して頂けました。

また逗子小学校さんでは本講座の前にプラスチック製の学校教材の分別・洗浄も行っており、プラスチックリサイクル工程を見える化し、授業を通して一連の流れを学ぶことが出来ました。

逗子小学校でのプラスチックリサイクルの流れ↓↓

*ポイント

☆自分たちが使った学校教材をマテリアルリサイクル

分別・回収した後その資源がどのように生まれ変わっているか知っていますか?「よくわからない」部分を見える化することでリサイクルが身近に、自分事になります!

☆洗浄・分別

せっかく分別をしたプラスチックごみも、汚れがついてしまっていたらリサイクルが出来ません。また、素材の違うものの混入も再資源化の障害となります。質の高い新しい製品に生まれ変わるために、ごみを資源化するために一人一人が洗浄・分別を心がけていきましょう!

*用語

*1マテリアルリサイクル…廃棄物を新たな製品の原料として再利用するリサイクル方法です。他の素材や違う種類のプラスチックが混ざると、融点の違いや物質変化の様子、特徴の違いによりリサイクル後の製品の質がバージン材と比較して下がってしまうと考えられるため異なる物質の除去が重要です。まずは「プラスチック」を分別してごみでなく資源にするというのが現状第一目標です。

*2比重分別…水に「浮くもの」/「沈むもの」でプラスチックを分別します。(ポリエチレン、ポロプロピレンは水に浮くため分別回収が可能です。今回リサイクルに用いるPE,PPを選別するために比重分別を行いました。)




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