生分解性プラスチック「P-Life」とは?プラスチックが分解される動画も公開!

生分解性プラスチック「P-Life」とは?プラスチックが分解される動画も公開!

P-Lifeとは?

P-Lifeとはプラスチックを分解性プラスチックへと導く添加剤です。

生分解性プラスチックとは?

生活の中で頻繁に使い、捨てるプラスチックというと、レジ袋やごみ袋、食品の包装材などが多いのではないかと思いますが、それらに多く使われるポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのプラスチックは劣化することはあっても、分解されずずっと土壌に残ってしまいます。埋め立て処分されたプラスチックは、大きな環境問題の1つです。

それに対し、生分解性プラスチックは太陽光や熱などのエネルギーを元に酸化崩壊し、微
生物により分解されます。P-Lifeは、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン樹脂(非分解性プラスチック)を、酸化型生分解性プラスチックへと変化させる添加剤です。

プラスチックが分解される?

どうやってプラスチックが分解されるかというと、下記の2つのStepがあります。

<STEP1:酸化崩壊・低分子化>

自然界の光(太陽)、熱、などをエネルギー元とし、酸化分解が始まります。P-Lifeは、酸化・還元を繰り返し起こす機能を持っており、これにより低分子化し、ボロボロになっています。

<STEP2:微生物分解(生分解)>

STEP1にて形成された酸化低分子化物(例えば、カルボン酸、アルコール類)は、土中やコンポスト環境中の微生物により消化吸収されます。最終的には、バイオマスとして微生物の体内に蓄えられると同時に、呼吸などの代謝活動によりCO2(二酸化炭素)やH2O(水)へと変化します。

世界で初めて公的認証を取得

P-Life 添加剤は、世界で初めて酸化型生分解に関する公的認証をスウェーデンの認証機関より取得しています(公的認証取得・米国特許 No.6,482,872)。その他にも、FDA(アメリカ合衆国食品医薬局)や・Rohs(電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州議会及び理事会指令)に登録認可を受けた原料を使用していて、食品包材等のフィルムにも安心して使用できます。

どうやって使うの?

P-Life(マスターバッチタイプ)は従来の製品の原料に3~10%添加するだけなので、原料を変更したりする必要はありません。従来の製品の物性に影響を与えることもなく、添加用によって分解期間をコントロールすることもできます。

どんなところで使われているの?

日本国内だと、緩衝材や農業用マルチフィルム、エアガン用BB弾、風船などに、海外ですとレジ袋やごみ袋などに使用されています。海外では、環境問題を鑑み、レジ袋の有償からや石油や天然ガスを由来としたプラスチック製品の使用規制が行われています。それに伴い、P-Lifeの需要は大きくなっています。

リサイクルと生分解性プラスチックどちらがよいの?

これからの将来どちらか1つに絞る必要はありません。日本の様にリサイクルのシステムが成り立っている国では今までのシステムにてリサイクルできるモノはし、回収が難しい製品(前述のエアガン用BB弾や風船)や、汚れの問題でリサイクルが難しい製品と使い分けていく事が重要です。

その他にも、バイオマスプラスチック、グリーンプラスチックなど環境に配慮したプラスチックが増えています。ぜひ、身の回りのプラスチック製品が何からできているのか確認してみて下さい!

P-Lifeに関して、詳しくは下記サイトをご覧ください。

ピーライフ・ジャパン・インク株式会社(HP: http://www.p-lifeasia.com/)
動画はこちらから!




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