「炭素のダイエット?」韓国の環境への取り組み!
韓国でも環境問題の解決に取り組む動きが進んでいて、最近はテレビCMも放送されているようです。今回ご紹介するのは、「カーボンダイエット」というタイトルのCMです。聞きなれない言葉かと思いますが、「カーボンダイエット」で減らすのは、体重ではなくCO2です。
ダイエット中、毎日体重を量って効果がわかるとモチベーションになりますよね。このCO2でも、削減効果を重さで示すことでわかりやすくなっています。
このCMに出演しているのはリュ・ジュンヨルさんという俳優さんで、ご本人も環境問題にとても熱心な方です。1日10㎏の“減量”を目指し、身近な生活でCO2を削減する習慣とその効果がいくつか紹介されています。
身近な取り組みに目を向けさせる「カーボンダイエット」
- 近場の移動は自転車を使う
→10㎞走行したとき、車で移動するよりも2.4㎏のCO2を削減できる ちなみに、車で移動する場合もトランクルームの不要な荷物を降ろすだけで車が軽くなり、燃料の節約・CO2の削減につながるそうです!
- 買い物時のレシートは電子レシート(スマホ等)で受け取る
→1枚につき3gずつのCO2を削減できる レシートの素材は感熱紙で、コーティングされている紙であるためリサイクルにも向いていません。日本はまだあまりレシートの電子化が進んでいませんが、効率面だけでなく環境面にとってもメリットがあるのですね!
- ごみを正しく分別する
→ガラス瓶1本で216.1g、PETボトル1本で130.5gのCO2を削減できる 消費者1人ひとりが正しい分別をすることが、最小限のエネルギー使用で効率的にごみを処理することに繋がります。
- 古着を活用する
→服の生産・販売にかかるCO2を、新しい服を買う場合よりも33㎏削減することが
できる
国連環境計画(UNEP)によると、ジーンズの生産から売り場に至るまでに約3781ℓもの水を要するそうです。意外 にも環境問題と衣類産業の関連性は高いですね・・・「毎日のおしゃれを環境に優しく楽しもう!ファッションにまつわるエコ知識」という記事も掲載しているので、併せてご覧ください!こちらから。
- 1日2回、タンブラーにコーヒーを入れる(使い捨てコップ使わない)
→紙コップ2杯×365日=約8㎏の炭素削減できる 習慣的にコーヒーを飲む韓国では、紙コップなどの使い捨て用品が多いそうです。何回かコーヒーを買うときに タンブラーを使うように心がけると、これだけで1年に8㎏ものCO2を削減することができるというのです。“塵も積もれば山となる”ですね!
CMを見てみると、かっこよさもありながら親しみやすさも感じられ、「これなら自分もやってみたい」「これくらいなら心がけられるかも」と思えることが魅力だと思います。些細な心掛けでCO2削減に貢献できるので、今まで何からやるべきかわからなかったという方にもお勧めです。体重もこのくらい簡単に落とせればいいですよね…
カーボンニュートラルもわかりやすく!
2050年のカーボンニュートラルに向けた企業の取り組みについてのバージョンもあります。どちらも字幕を翻訳して見ることができますので、ぜひ見てみて下さい!
2050年カーボンニュートラル
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