ビル・建物に緑化!?緑が綺麗な商業施設・オフィス11選
建物と緑を融合させる屋上緑化、壁面緑化の施設は、居心地抜群で大きな癒しを与えてくれます。そこで今回は、緑が綺麗な商業施設をご紹介していきます。
1、新目黒東急ビル
画像は東急不動産より
4、6、8階の屋上スペースにあるプライベートガーデンは、新目黒東急ビルの大きな特長の1つで、プライベートガーデンにある緑が、目黒ならではの豊かな自然と緑の連鎖を作り出し、やすらぎのある環境を作り出しています。
オフィスワーキングと屋上緑化をつなぐ技術が施され、働く人が快適な環境づくりがなされています。植栽は、周辺の生態系調査をもとにエコロジカルネットワークを形成することを目指しており、野鳥や昆虫が飛来することも考えて作られています。
新目黒東急ビルは、第13回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクールで2部門を受賞しています。
2、ラ・フェンテ代官山
画像は丸紅リアルステートメネジメント株式会社より
「ラ・フェンテ代官山」は、ファッションとカルチャーの発信地として、そして緑溢れる美しい町並みが人気の東京・代官山にある、大人の女性が楽しめるショッピングモールスペースです。
コンクリートと壁面緑化の組み合わせは開放感とオシャレさを兼ね備えていて、ファッションとカルチャーの発信地としての雰囲気も漂っています。
3、有楽町コリーヌ
画像は画像は(株)東京交通会館より
コリーヌとはフランス語で「丘」。上緑化により、都市のヒートアイランド現象の緩和、都市大気の浄化など都市環境の改善に貢献しています。
土壌は保水性に優れた人口軽量土壌で、基盤としても最大300mm程度の厚みを確保するようにしています。一部を排水層から植栽までトータルの厚みが70mm程度になる薄層緑化システムを組み合わせ、軽量化を図っています。
4、アサヒビール神奈川工場
画像はアサヒビールより
アサヒビール神奈川工場は緑地を「地域社会や環境に対して一緒に取り組む」というコンセプトで設立。落葉樹のコナラ、植栽したメタセコイア、アシガラザクラなどの樹木を育成するだけでなく、動植物や昆虫類の生態系を含めて管理しています。
「アサヒビオガーデン」という5万m2の広大なビオトープを整備し、18種類、1,600本のサクラなどを高密度で植栽。エコだけでなく、サクラの観光名所として地域のシンボルへと発展させています。
5、晴海トリトンスクエア
画像は晴海トリトンスクエアより
トリトンスクエアにあるオープンスペースは、花のテラス・緑のテラス・水のテラスの3つのテラスと、ノーストリトンパーク・サウストリトンパークの2つの公園により構成され、街全体を豊かな緑が包みます。高木は約70種700本、低木・地被類は600種10万株にのぼり、緑が街区にしっかりと根付いています。
街の緑の多くは2階の人工地盤上に植栽され、人工の軽量土を使用して建物構造体への負荷を減らしています。オープンスペースを緑で覆うことで、ヒートアイランド抑制効果も促がしています。「藍染イベント」「花壇植え込みイベント」「フラワーカーペット晴海」など、多くの人が参加できるエコなイベントも展開しています。
6、グランパーク プラザ
画像はグランパークより
建物の前面に展開された広場は緑に溢れ、オフィスで働く人や近隣にお住まいの方の憩いの場となっているグランパーク。緑影に「居住地メーター」を設置し、体感温度を計測して、緑が作る心地よさを「見える化」しています。JR田町駅から徒歩5分、約150mのグランパークタワーが目印です。
7、目黒天空庭園
画像は目黒天空庭園 | ニコンイメージングより
全国初高速道路のジャンクション屋上に建設された目黒天空庭園は、国土交通大臣賞やグッドデザイン賞など各賞を受賞。地上高さ7から35メートルに創出された面積約7,000平方メートルのループ状の庭園が特徴です。
高速道路(自動車専用道路)施設と公園施設の共存・融合という、これまでに類を見ない施設で、夜間での利用にも配慮した照明整備は必見。ライトアップされた目黒天空公園の荘厳がより引き立てられています。
8、けやき坂コンプレックス 屋上庭園
画像は六本木ヒルズより
懐かしさが溢れる農園の風景を体験できる、けやき坂コンプレックス 屋上庭園。地上45メートルに広がる心やすまる庭園は面積約1300平方メートル。農作業体験など六本木ヒルズのコミュニティ活動の場として活用されています。
「グリーンマスダンパー」という屋上緑化と耐震性向上を両立させる先進の制振構造が採用され、総重量3650トンの屋上庭園を利用して高い耐震性を実現。都市のヒートアイランド現象緩和、真夏時の空調負荷の低減等、環境に配慮した本格的な屋上緑化を実現しています。
9、東京ミッドタウン
画像は東京ミッドタウンより
隣接する港区立檜町公園と合わせ、開発面積の約40%(約4ha)が緑あふれるオープンスペースとなっている東京ミッドタウン。緑に生まれ、緑に生きる。感性を育み、知を育む「On The Green」がコンセプトとなっています。
屋上緑化の総面積は約2,300m2。その一部は屋上庭園として、地域の人々の憩いの場として活躍。敷地内の樹木のCO2吸収量は1.65t-CO2/日で、これは約1,700人が呼吸することで排出されるCO2排出量、約100世帯のCO2排出量に相当するとされています。
10、アークヒルズサウスタワー
画像はアークヒルズより
都心でありながら日本の四季を感じられるエリアになっているアークヒルズサウスタワーでは、高低差のある複雑な地形を生かした緑化計画を行い、空地に対する緑化率50%以上を実現。平成27年度「港区みどりの街づくり賞」を受賞。
都心部の超高層ビルとしては最大規模(1100㎡)の屋上庭園「スカイパーク」は、オフィスワーカーや地域の人々の憩いの場としても活用されています。
11、ThinkPark Forest
画像はThinkPark Forestより
敷地の約45%(建物部分は除く)を緑で覆ったThink Park Forest。太平洋、東京湾から流れてくる風の流れを意識して造られており、自然の力を利用してヒートアイランド現象を緩和する試みがなされています。
Think Park Forestでは「アゼターフ」というグリッド式の花壇技術を採用し、畦道で見られるような植物が成育する環境を創出。里山の雰囲気を演出しています。
最後に
以上、緑が綺麗な商業施設・オフィス11選でしたが、いかがだったでしょうか?
屋上緑化は、建物の負担を減らすために、土壌の軽量化を図る必要があります。土を使わない壁面緑化・屋上緑化の技術も登場しているので、これからますます「ビルと緑」の融合した居心地の良い場所が増えていくはずです。
普段、街を歩くときから、緑化に注目して建物を見渡すと面白い発見があるかもしれません。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。
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