エコゴルファーになれる!ゴルフティーからできたゴルフマーカー
ゴルフティーからマーカーへ
前の記事では、「Green Tee」というゴルフティーを紹介しました。プラスチック製のゴルフティーは耐久性に優れていますが、やはり何ラウンドも使うと折れてしまいます。折れて使えなくなったもの、まだ使えるのに忘れられたものがゴルフ場に残ってしまうことがあります。今回は、これらの使われなくなったゴルフティーから作られたゴルフマーカーを紹介します。
ゴルフマーカーとは?使い方と作り方
ゴルフのプレー中、打ったボールをグリーン(芝生区域のこと)に乗せると、ほかの人のプレーを妨げないようにボールを拾うことが出来ます。この時、自分のボールの位置に目印をつけるために使うのがゴルフマーカーです。目印をつけないままボールを拾うとルール違反になってしまうので、ゴルフマーカーはプレーに欠かせません。ちなみに、カップ(ボールを入れる穴)に向かってボールの真後ろにマーカーを置くのがマナーなのだそうです。
このゴルフマーカーの原料は、ポリエチレン製とポリプロピレン製のゴルフティーです。回収したゴルフティーを水に入れると、比重(水に対する密度の違い)の差から素材を見分けることができます。水に浮いているのがポリエチレン製とポリプロピレン製です。
作り方は「Green Tee」と同じで、金型を変えれば作ることができます。折れたゴルフティーを回収し、Plastic preneur社のインジェクション装置に投入、溶かして、金型に流し込めば完成です。サンドイッチタイプの金型を使用し、中央のプレートを変えることで様々な絵柄のゴルフマーカーを作ることができます。また、ペットボトルキャップからも製造が可能です。きちんと色分別をしたうえで2~3色を混ぜると、世界に一つしかない綺麗なマーブル模様になります。
アップサイクルというゴルフマーカーの新しい価値
ゴルフ場にゴルフティーが残されてしまうことは、ポイ捨てと同じで環境に良くありません。しかしきちんと回収すれば、資源として再活用することができます。ゴルフグッズからさらに別のゴルフグッズが作れるなんて素敵ですよね。ペットボトルなど他のプラスチック製品と異なり、ゴルフティーやゴルフマーカーは主な使用場所がゴルフ場と決まっているため効率よく回収できます。これはリサイクルをするうえでメリットとなります。
インターネットで「ゴルフマーカー」と検索すると、様々なデザインや機能性をもつゴルフマーカーをたくさん見ることが出来ます。レアなものや手作りのものをSNSに投稿している方も多いです。ゴルファーの方は、アクセサリーや会話のきっかけとしてお気に入りのゴルフマーカーを使っているようです。是非アップサイクルという新しい価値をもったゴルフマーカーから、お気に入りを見つけてください!
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