ワーク・ライフ・バランスとエコな社会の関連性
ワーク・ライフ・バランスとは
日本独自の言葉に「過労死」というものがあります。
過労死は、「KAROUSHI」として、 Oxford English Dictionary Onlineに新しい単語として収められています。
ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と私生活のバランスのことで、日本人に最も欠けているものとも言われています。
時間という側面のワーク・ライフ・バランスもそうですが、精神的に仕事と私生活のバランスが崩れているからこそ、過労死は起こってしまいます。
・国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働く
・仕事上の責任を果たしながら、家庭や地域生活にも関わる
・子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方を選択・実現できるようになる
内閣府男女共同参画局も、ワーク・ライフ・バランスにおける取組を促進していますが、政府だけでなく、地域、起業、民間団体などの総合的かつ大きなシフトが要求されるでしょう。
「仕事の精神的、肉体的負担を軽減すれば、経済面で生活が苦しくなり、結局は生活のバランスが悪くなる」といったことでは、結局は、今の仕事のスタイルは変わらないでしょう。
理想的なワーク・ライフ・バランスの実現は、ベーシックインカムなど、これまでとは違った大きな仕組みを導入し、大きな変革が求められるのです。
エコにも言えるワーク・ライフ・バランス
仕事と私生活のバランスが良くなれば、そこには余裕が芽生えます。
余裕とは、他者や他の出来事へエネルギーを注ぐことができる余白のようなものです。
ワーク・ライフ・バランスを高めることは、自然にエコへ関心を高めることに繋がり、無理なくエコの活動をすることにも繋がります。
仕事で疲弊させられると、私生活は仕事で受けた多大なストレスを無くすための対処を強いられます。
その対処として、環境負荷の高いようなイベントや選択を取ってしまい、リサイクルやリユースなどエコへのアフターフォローをすることにまで心も体も回らないというようなことも出てくるでしょう。
仕事環境であるオフィスの利用時間や頻度が減れば、照明、空調、パソコン等のOA機器、FAXやシュレッダー等のオフィス機器などの電力使用量必然的に減ります。
これからのエコは人々のワーク・ライフ・バランス共に築き上げていく必要があると言えます。
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