イラスト図解で分かるヒートアイランド現象の仕組み
ヒートアイランド現象とは、都市部で気温が周囲よりも高くなることです。都市部で起こる高温現象に対して、ヒートアイランド現象と呼ばれます。
ヒートアイランド現象と言えば、夏に高温になることをイメージするかもしれませんが、感染症を媒介する生物が冬を超えることができるようになるなど、冬にも影響を及ぼします。
そこで、今回はヒートアイランド現象が起こる仕組みをイラスト図解にしました。
ヒートアイランド現象の仕組み
都市部は高層ビルが非常に多く並んでいますよね。
横から吹く風が高層ビルに衝突することで風速が弱まり、気温が下がりにくくなります。
続いて、都市部の地表はほとんどがアスファルトやコンクリートの道になります。
アスファルトやコンクリートは熱を溜め込むため、気温が下がりづらくなります。
さらに自動車から出る排気ガスも熱を発します。エアコンの室外機から排出される空気も同様に熱を発します。
高層ビルに限らず、建物が多い都市部は、建物からの排熱も多くなり、総じて、都市部が暑くなっていくのです。対策としては、
・打ち水
・オフィス緑化
・住宅・建築物の省エネ性能の向上
・低炭素まちづくりの推進
・下水再生水の利用
が挙げられます。オフィス緑化に関しては、ECORACYで以前に「オフィス建物を緑化する効果とは?イラストにまとめました」という記事も公開していますので、よろしければ、そちらも合わせてご覧下さい。
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