化粧品は、特に女性には必須の道具ですよね。種類・デザイン共に様々で、捨て方に迷ったことはありませんか？新作やSNSで人気の化粧品が出ると買ってしまい、使わない化粧品がどんどん増えていくのもよくある悩みなのではないでしょうか。化粧品の捨て方について、まずは大まかなポイントからご紹介します！

上の図が、いくつかのウェブサイトを参考にまとめた簡単なルールです。まずはこれだけ頭に入れておけばスムーズに捨てられると思います！

プラスチックや金属が混ざったパッケージだと迷いやすいですが、化粧品は汚れていることが多いためほとんどが可燃ゴミとなります。鏡が付いている場合は外すのが理想的だそうです。もし外すのが難しければ、ごみの分別はその製品のうち一番多く使われている素材を判断基準にすれば問題ありません。

香水や化粧水、液体はどうしたらよいの？

次に重要なのは、香水や化粧水、マニキュアなどの液体が中に残ったまま捨てないことです。サラサラの液体であっても、直接排水管に流してしまうと水質汚染につながってしまいます。乳液などとろみのある液体もそのまま流そうとすると排水管が詰まってしまう恐れがあるので気を付けましょう。いらない布に吸わせるなどし、容器がなるべくきれいに乾いた状態で捨てるのが正しいです。使った布も乾いてから可燃ごみに捨てましょう。中身が固まってしまった場合は取り出そうとする必要はありません。

1つ目のポイントでも述べていますが、汚れているものはリサイクルが出来ないため、ビン・プラスチックでも汚れが落ちない場合は不燃ごみにします。この基準は自治体によっても違うので、確認することをおすすめします。なお、スパチュラ（クリームなどを救う時に使うスプーン）などの付属品は、中身を包むことを目的としたプラスチックではないので可燃ごみに捨てます。

かわいいパッケージ、だけどこのまま捨てて良いの？

最後に、もう少し具体的な品目ごとの捨て方をまとめました。パッケージに飾りなどが付いていると迷ってしまいがちですが、こうやって見てみるとそこまで難しくないのかもしれないなと筆者は感じました！

①パウダー系（アイシャドウ・ファンデーションなど）
つまようじなどを使って中身を取り出し、ティッシュにくるんで可燃ごみとして捨てる。容器は自治体の指示に従って捨てる。

このようにプラマークが付いていれば、綺麗にしてプラスチックごみとして捨てることが出来ます！製品が入っていた箱にマークがついていることも多いので、箱から取り出すときに確認しておくと捨てる時に楽かもしれないですね。

②　チューブ系のもの（リキッドファンデーションなど）
中身をできるだけきれいに取り出し、自治体の指示に従って捨てる。プラマークが付いていたらプラスチックごみに出す。
多少汚れが残っていても可燃ごみに出してもいい自治体もあれば、不燃ごみに出すことを指示している自治体もあるので確認しましょう。

③固形タイプのもの（ペンシルアイライナー・リップスティック）
中身を全て出し、ティッシュ等にくるんで可燃ごみに出す。リップもすべて繰り出した状態で折る。容器は自治体の指示に従って捨てる。

④液体のもの（香水・化粧水・マニキュア）
先述した通り、いらない布などに中身を取り出してから捨てる。

容器はプラスチック製もしくはガラス製ですが、資源として回収するかは自治体によって異なるため確認が必要です。プラスチックごみ・ビンとして出す際にはなるべくきれいにしておきましょう。

⑤スプレー缶（ヘアスタイリング剤など）
必ず中身を使い切ってから捨てる。

現在は穴を開けずに捨てることになっています（家庭での事故防止のため）。ごみ清掃員の方々が安全に回収作業にあたれるように、スプレー缶をごみに出したことがわかるように工夫して出すことが大切だそうです。

実際に捨て方を考えてみました！

写真の左はチューブに入った塗るタイプのフェイスパックで、右はアイシャドウパレットです。保護フィルムとチップも付属でついています。この2つを例にするとこのようになります。

• 両方の中身を取り出し、アイシャドウのチップも一緒に可燃ごみに捨てる。
• アイシャドウはプラマークがついているコンパクトと保護フィルムをプラスチックごみに捨てる。
• パックには韓国製品の為韓国のプラマークしかついていませんが、自治体の指示に従ってプラスチックごみに捨てる。

　なるべくきれいな状態で回収に出すことと、自分が住む地域のルールを確認することが最も重要なことだと思います。物の使い方と環境問題は非常に深い関係があり、まずは今持っているものを長く大事に使うこと、使い終わったものは適切に捨てることが環境に優しい行動です。この記事が環境に優しい行動に少しでも役立つことが出来たら嬉しいです！