依存症とは?依存症の性質・種類・原因・対策について

依存症とは?依存症の性質・種類・原因・対策について

依存症とは?

依存症とは、一言で言えば、行き過ぎた息抜きです。依存症の特徴は…

・必要でもないのにハマっっている
・日常生活に支障が出ているのに止められない
・その行為を行うことで精神安定を求めている

ということです。例えば、以下のような状態は依存症と言えるでしょう。

たった今、スマホゲームに熱中し過ぎたら、明日の入試に支障が出て、将来に大きな影響が出る。でも、スマホゲームをしてない状態の自分に精神的な不安を覚えて、スマホゲームをすることで自分の精神を安定させたいと考え、ゲームにどっぷりのめり込んでしまう。入試を受けるどころか、朝、起きることもできず、疲れ切ってやる気が出ずに、大事な将来への架け橋が失われる…

依存症には4つの性質があります。それは…

・強迫性
・連続性
・衝動性
・固執性

です。やらずにはいられない(強迫性)、やめても、また、やりたくなる(連続性)、そのことを考えるとすぐにやってしまう(衝動性)、そのことをやることへのこだわりが強くなり、そのことを優先させてしまう(固執性)。

依存症の種類とは

医学的な依存症の定義は、関係依存(人間関係における依存)は定義上含まれないなど、何を依存症とするのかは、議論がなされています。世の中のあらゆるものは、行き過ぎた息抜きとして利用し、必要なくハマッて、日常生活に支障をきたし、精神安定を求める道具として利用できます。

この記事では、医学の定義を超えて、人間が本質的に依存症になってしまうものも含めて、ピックアップしました。

・アルコール依存症
・薬物依存症
・ギャンブル依存症
・買い物依存症
・性嗜好障害
・窃盗癖
・ネット依存症
・恋愛依存症
・暴力(DV)
・ストーカー
・SNS依存症
・批判依存症
・イベント依存症
・スマホ依存症
・ゲーム依存症

かなり多くの依存症がありますよね。依存症について語る時によく比較対象に上がるのが趣味です。趣味も行き過ぎると、依存に近い性質がありますよね。

「趣味はゲームです!」

と言われたら、普通に聞き入れると思います。「あっ、この人、依存症だな」なんて思いませんよね。しかし…

「趣味はゲームで、ゲームが止められなくて、大学辞めました!」

と聞くと、依存症を感じるのではないでしょうか。しかしながら、ゲームを突き詰めた結果、ゲームのプロになるなんてこともあります。

「趣味はゲーム・お酒・スマホ・パチンコです!」

と聞くと、こちらも依存症っぽさを感じます。このように、趣味と依存症の分断は非常に難しく、時代が進むにつれて、その境目が難しくなっているのです。

どんな人でも依存症へ陥ってしまう可能性が高くなった

受容の多様化とボーダーレス化が依存症への落とし穴を多く生んでいるように思います。

スマホによって四六時中、様々なものを受容できる。インターネットによって、四六時中、人間関係が持続され、他人の情報が流れ、自己発信ができる。ツールやシステムが進化し、価値観が多様化し、様々なライフスタイルが可能になり、他人と違うということへの違和感や罪悪感を感じなくなった。

一言で言えば、時代と共に自由になったのですが、その自由がある一定の行き過ぎた方向へ行くと、依存症になってしまうんです。

依存症になってしまえば、その依存症に行動が囚われるので、結局は自由を失うんです。ミイラ取りがミイラになってしまいます。

自制できる環境とマインドを作ることが大事

ライフスタイルが一定で安定していれば、依存症とは遠い生活が可能になります。熱中を依存と捉えるのであれば、将来的な利益が得られる資格取得やスキルアップに時間を注ぐことを楽しめる環境づくりも大切です。

他人から認められるような実績を積み上げれば、自尊心が積み上がるので、心に余裕が芽生え、他の要素への依存がなくなります。

休みがなくて、仕事が忙しくて、1日の中でストレス解消する時間もなく、モヤモヤした気持ちを手軽に解消しようとして、たばこやお酒に依存し過ぎているのであれば、仕事帰りに、ジムに通って、帰りに銭湯へ行き、外食して、家に帰ったらそのまま寝るといったライフスタイルに切り替え、家に帰ったら、気持ちよく寝れるだけの状態を作るのも1つの手です。

お酒を止められないのは、お酒が好きだから。そういうわけではんく、生活環境や精神状態を紐解いて行くと、断捨離すべきポイント、新しく加えるべきポイントが見つかります。

日本人のほとんどの人のインフラと言っても過言ではないスマホも非常に依存症を誘発させます。最近では、自然あふれる土地へ旅行へ行き、その期間はスマホを持たないと言った「デジタル・デトックス」といったツアーサービスも誕生しています。

依存症になる以前に、自分から変化を加えて、微調整を行うことが大事です。




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