湘南貿易がやってきた7つのエコプロジェクト

湘南貿易がやってきた7つのエコプロジェクト

当Webマガジン「ECORACY」を運営している湘南貿易には、エコロジー事業部があり、企業の活動の一環として、「湘南エコプロジェクト」と評したエコに関する活動を行っています。

そこで今回は、湘南貿易が行ってきた7つのエコプロジェクトについてご紹介していきます。

1、湘南国際マラソン

神奈川県下では横浜マラソンに次ぐ規模となっている湘南国際マラソンで、『エコフレンドシップパートナー』というエコをお手伝いする協賛枠にて過去9回参加。

また、マラソン大会で必需品となるランナーの荷物入れの袋「エコランナー袋」を制作、湘南国際マラソンのコースになっている自治体で使用したPETボトル回収用ゴミ袋を一部原料としてリサイクルし、製造過程で排出される二酸化炭素は国内クレジット枠でカーボンオフセット、そんな取組を言葉で説明せずにアートで魅せるように製作。さらには、エコ袋を回収し、来年のエコ袋の原料とすることで、「ゴミの地産地消」へとステップアップし、大会で資源を循環させる仕組み作りを試みています。

また、会場内にいる子供たち向けに、使用済みPETボトルやトレーを使用し、マラカス等の楽器を作成し、プロのアーティストと共に音楽を楽しむエコ演奏会を実施するなど、毎年エコクラフト教室も実施。

また、エコに関する歌もリリース。作曲・歌唱を担当したのは、約4年間で計80,000枚のCDを手売りし、日本武道館での単独公演も行った女性シンガーソングライターの宮崎奈穂子さんがエコの歌『あなたと出会えたこの地球』を制作。

エコは楽しみながら実践できることを、マラソン大会を通じて伝えています。

2、センス・オブ・ワンダー

音楽イベント「センス・オブ・ワンダー」にも過去2回参加し、イベント会場で資源分別ブースを運営し、ペットボトルの回収に尽力しました。イベント中に集めたペットボトルでベンチを制作。

また、イベントが行われた茨城県で出た廃プラスチックをリサイクルして、エコ袋を作成し、来場者にゴミ分別用の袋として配布。袋のデザインはアート性にこだわり、お洒落でキャッチーなグラフィックを楽しんでもらいながら、エコを感じてもらうことができました。

3、北海道PETボトルキャップ回収プロジェクト

日本で一番大きい都道府県である北海道で、大規模なPETボトルキャップ回収計画を行っています。始まりは「PETボトルキャップが集まるけど何とかできないか!」という問い合わせから。

集まったPETボトルキャップをせっかくならば、一番PETボトルキャップを回収してくれている子供たちの手に戻る製品にしたいという思いから「日本理化学工業」さんに打診し、現在「黒板消し」の持ち手(オレンジ入れの部分)や「黒板消しストラップ(携帯クリーナー)」の原料として使用して頂いています。

集まったPETボトルキャップはそのままでは使えない為、①他のゴミや汚れを取り除く「
洗浄・選別作業」、②また黒板消しにするためには「白色」しか使えない為「色選別作業」、③黒板消しを作る機械に投入できるようにするための「粉砕作業」を近隣にある授産施設の方々にお願いし、福祉にも貢献していきたいと考えています。

「目に見えるエコ!、みんなで実感できるエコ!」を目指して、取り組んでいます。

4、ゴミを捨てない!「水切夫妻」

排水口や三角コーナーのお掃除が苦手という方は多いのではないでしょうか?水回りで生ごみが発生しやすいキッチンのシンクは手間も掛りますよね。そこで便利なのが、水切りネットです。シンクのヌメリは菌の巣。時間と共に広がって行きますので、菌が繁殖する前に水切りネットでゴミを捨てれば、手入れもラクです。

そこで、湘南貿易ではゴミをゴミとしない水切りネットの作成を開始しました。
2つの種類があり、農業用の廃材を再利用した「水切畑男」Verと、家庭ごみをリサイクルした「水切家代」Verを作成し、プラスチックリサイクルの推進を提案します!

家庭に関わるゴミは、家庭にて使うモノに戻して、リサイクルを知ってほしい。また、水切りネットを使ってゴミの水分をしっかり切ればゴミの減量化にも繋がります。エコ製品でもっとエコな生活の提案をしていきたいですね。

5、環境教育

湘南貿易では、海外から日本のエコ・リサイクルに興味を持つインターン生を積極的に募集し、エコ事業部で多くのエコに関する活動に取り組んでもらっています。今年で7年目を迎え、ルーマニア、中国、ジンバブエ、フランス、ネパール(2月中旬より開始予定)の学生を受け入れてきました。

インターン生の研修の最後の活動として、湘南国際マラソンで子供たち向けのエコ教室を計画。子どもたちにどうしたらエコ・リサイクルが伝わるかを考え、実践してもらいます。
第9回湘南国際マラソンに参加した際には、エコクラフト教室の間にイベントの参加者にむけて自然を守ることに関心を持ってもらう為の動画を制作して流しました。

社員だけでなく、インターン生など、エコに興味を持ち学びたい実践したい方への活動をバックアップしています。

6.リサイクル材も口に付けられる!「ホイッスルオープナー:ホッピー」

今は、PETボトルをリサイクルしてまたPETボトルに戻す「ボトル to ボトル」が当たり前の時代になってきました。しかし、「リサイクルされた原料で口に付けても大丈夫なの?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで製造したのが「ホイッスルオープナー」。

名前の通りPETボトルや缶を開けるオープナーの機能とホイッスルを一体にした製品で、
子どもやご高齢の方々の飲料の開け締めを楽ちんに、そして何かあったら吹いて周りに知らせて下さいねとイベント等で配布をしてきました。

もともとポリプロピレン(PP)で製造されていたものをリサイクルされたPETで製造し、リサイクル材でも口に付けて大丈夫!ということを知ってもらう製品に生まれ変わらせました。こちらも「水切夫婦」同様、「ホッピー」というキャラクターを用いて、わかりやすく伝わる製品にしています!

7、NEW環境展 N-EXPO出展

エコに対する活動をより多くの人に伝えるために、NEW環境展へ出展。

エコキャップを細かく粉砕する機械「ふんさいザウルス」、トレーサビリティでのリサイクルの見える化、廃プラスチックからの樹幹型社会の提案、エコキャップのリサイクルフローなどを展示しました、
その他にも、廃プラスチックをディーゼルオイル代替品にリサイクルする「油化装置」や
マテリアルリサイクル用再生機「EREMA」の紹介も行いました。

最後に

湘南貿易のエコプロジェクトはまだまだ始まったばかりです。いろんな場所で、色んな活動をすることで、より多くの人のエコに対する価値観を知る機会になっています。湘南貿易のエコプロジェクトは、多くの方のご縁によって、ますます良いものになっていくと思います。

そして、今まで出会った方、これから出会う方がもっと幸せになれるようなエコプロジェクトを実現していければと思います。




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