風力発電機を購入する際に気を付けるべき6つのこと

風力発電機と言えば、現在は小型タイプのものもたくさん登場し、これからは個人の方でもますます手軽に設置・運用が可能になっていきます。
そこで、今回は風力発電機を購入する際に、気を付けるべき点をまとめてみました。
1、PL保険適用しているかどうか
PL保険とは、ざっくり言うと、、製品等の欠陥が原因で人がケガをしたり、ものが壊れたりした場合に適用される保険のことです。
例えば、風力発電のブレードが落ちてしまい、近隣の建物が壊れてしまった、住んでいる人も亡くなった、という場合の「建物」の補償であり、「亡くなった方」への補償ということになります。
また、現在は羽根のない風力発電の開発も進んでいます。
PL保険適用もそうですが、なるべく運用におけるリスクが小さい風力発電を購入することも大切です。
2、メーカー保証があるかどうか
メーカーによって保証の有無、または、保証の内容が変わってきます。
例えば、台風や地震などの自然災害での破損は有償であったり、自身の過失破壊による破損はメーカー保証期間内であっても一部負担であったり、メーカーによって様々です。
多様な側面でイレギュラーが発生する可能性がある風力発電だからこそ、保証についてもきちんと見極めるようにしましょう。
3、サポートがあるかどうか
売ったら終わりのメーカーよりも、サポート体制がきちんとしているメーカーの方が信頼が置けることは言うまでもありません。
風力発電の操作方法、修理の相談等、運転開始後の性能検証、トラブル対応、定期点検、システム全体の配線点検、発電モニターの動作確認、出力チェックテスター等を使用した出力のチェック、モニター確認での発電量確認、クリーニング、本体表面の洗浄など、保証とサポートが充実していれば、安心した運営が可能になります。
4、屋内使用が考慮されているかどうか
風力発電機は外に設置しますよね。すると、データや状況を確認するモニタなども外に設置されているものがあります。
その他、バッテリーが切れた際に通常電源から電力補助をする補助電源、バッテリー電源を出力するコンセント口などが外にあり、こちらで何か対応する際は、いちいち外に出向く必要があります。
一方、屋内用にリモコンモニターが付いているものは、リアルタイムで発電状況、バッテリー残量、プロペラ運転/停止などもリモコンで行えるため便利です。設置してから、いちいち外に出るのが面倒で、いろんな作業が億劫になったなんてことがないようにしましょう。
4、最新の情報に感度があるかどうか?
風力発電は日々進化を遂げている分野で、性能の向上や改善、また、業界の常識などが変わりやすい環境にあります。メーカーから購入する際も、購入、設置、運用に関するアドバイスやコンサルティングを受ける際も、常に最新の事情に感度が高く、詳しいかどうがチェックするようにしましょう。
例えば、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)、経済産業省(資源エネルギー庁)、環境省が取り組んでいる国の研究開発や実証事業と関係を持っていたり、ネットワークがある会社は最新の情報が入ってくる環境にあると言えます。
その他に、大学研究機関との共同研究、開発、解析などを実施して、常に風力発電に情熱を注いでいるメーカーは信頼できると言えるでしょう。
5、日本での動作検証がおこなわれているかどうか?
海外のメーカーを購入する際は、日本での動作検証が行われているかどうかをチェックしましょう。メーカーが転売を禁じている並行輸入品には気を付けましょう。
6、設置機材などがオプションになっているかどうか
例えば、風力発電発電機は、ポール、ケーブル、バッテリー、ソーラーパネルに加えて、設置費用も込みで価格を提示している場合があります。
実は設置費用はうやむやにしやすく、一番利益が取りやすい部分です。
オプション費用や設置工事費用を省いて購入することができれば、より予算を抑えて、より信頼できる工事業者に、設置を委託することもできます。
最後に
以上、風力発電機を購入する際に気を付けるべき6つのことでしたが、いかがだったでしょうか?
風力発電機は大きな買い物です。そして、自身だけでなく、周りの環境に影響を与えるものでもあります。
だからこそ、自分と環境の豊かさを持続可能にしてくれるものをチョイスすることが大切です。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。
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