風力発電の仕組みって?風力発電のメリットとデメリット、そして、風力発電の新しいカタチ
風力発電の仕組みって、手回し充電式懐中電灯のようなもの
風力発電機は、上部に付いている「ブレード」と呼ばれる羽の部分に風が当たると、「ブレード」が回転し、その回転が「動力伝達軸」を通じて「ナセル」と呼ばれる装置の中に伝わります。
「ナセル」の中では、まず「増速機」という機械が、ギアを使って回転数を増やし、回転速度を速めます。その回転を「発電機」で電気に変換されます。
これって、充電できる手回しの懐中電灯と仕組みが似ていますよね。風車のように、手で懐中電灯のレバーを回して、回転力がエネルギーとなる。風車の風の部分が、懐中電灯でいうところの「手で回す」ということですよね。
風力発電機では、発電された電気は「塔体」の中を通って「トランス(変圧器)」で昇圧され、送電線(配電線)を通って届けられます。
枯渇の心配がないエネルギー(風)を使えるのが最大の魅力
そもそも、なぜ地球で風が吹き続けるのでしょうか?
風が吹く仕組みは
1、風を起こす力「気圧傾度力」
2、風が起こった後で働く「摩擦力」
3、地球の自転によって働く「コリオリの力」
の三つの力が関係します。
最も簡単に言ってしまえば、「高気圧の空間から低気圧の空間へと空気が移動することで発生するエネルギー」=「風」になります。これが「気圧傾度力」です。
「気圧傾度力」とは逆行するように働く力が「摩擦力」です。一つの風っていつか止みますよね。これは摩擦力が働いているからです。
「コリオリの力」は、風の向きを変える力のことです。回転体で、まっすぐ進んでいるはずのものが回転しているように見えるこのみかけの力のことを指します。
風力発電のメリット
風力発電のメリットは、
・再生可能エネルギー
・クリーンエネルギー
・純国産エネルギー
の三拍子が揃っていることです。つまりは、超独立的エネルギーなのです。
日本は四方を海に囲まれている島国で、海外線が長く、風を得やすい国と言えます。
国として風力発電に力を入れることで、諸外国へ大きなアドバンテージを示すことができます。
また、風力発電は経済性が日々高まっていて、将来性に溢れています。テレビのニュースやCMで流れる風力発電所というと、壮大なイメージがありますよね。
まさに、以前の風力発電はシステムを導入するのにかなりの多額のコストを必要としていました。ただし、設置コストが年々下がりつつあります。
更に風力発電は、設置後の保守が非常にシンプルです。コストも同様で、最初の設置コスト以外には保守費用程度しかコストがかからないので、経済性にも優れていると言うことができます。
個人・家庭単位よりも、企業・自治体向けの取り組み
風力発電へ取り組む際に、常に抱える問題が、「設備と設置」です。
きちんとした設備をきちんと設置する。
人が住んでいる場所の近くに発電機を設置した場合、騒音や低周波振動が原因で、人への心身の健康や生活環境に被害を与えてしまいます。
従来の大型の風力発電機は、個人や家庭で導入可能な太陽光発電とは異なり、気軽に設置することはできませんよね。
しかしながら、風力発電機もコンパクト化が進んでいるんです!
実は、風力発電機にもコンパクト化が進んでいます。広大な土地に設置する大型の風力発電だけではなく、場所を選ばずに設置できるように日々進化しているのです。
現在、Amazonでも小型風力発電機は販売されています。ネットで風力発電機が買える時代になっているんです。
家庭、学校、中小企業などは、緊急時の電力を確保しておくための道具として使い勝手が良いですし、災害後に電力を集めることを考えても、小型風力発電機は便利です。
「風レンズ風車」なら、風力発電の約3倍の発電量、コンパクト、高効率、そして低騒音も実現!
ECORACYを運営している湘南貿易で取り扱っている風レンズ風車は従来の風力発電の約3倍の発電量を実現し、特殊設計の集風ダクト効果によって、従来の風車よりもコンパクトサイズになっています。
集風ダクトにより騒音源を抑制するので優れた静粛性になっていて、住宅街から山間部まで、どんな場所にも設置可能です。
従来の風力発電で問題視されている点をカバーした新しい風力発電機なのです。
特長
■従来の風力発電の、約3倍の発電量を実現
■従来の風車よりもコンパクト&高出力
■独自の設計により、増速効果が高く微風から発電可能
■一般家庭の庭に設置できる程優れた静粛性を実現
■羽の先端が覆われているので安心感の高い設計
■小型なので住宅地から山間部まで設置可能
電力はバランスを取りながら、強みを高めていくことが大切
風力発電は、推進派と否定派がまったく二つに分かれて、たびたび、その是非が問われていますが、一つ言えることは、風力発電がアリかナシではなく、電力そのものは、全体のバランスを取りながら、強みを高めていくことが大切だということです。
水力発電、火力発電、原子力発電、地熱発電、太陽光発電。
どれか一つという訳にはいきませんし、いきなりどれかをゼロにすることも現実的には不可能です。
まずは、全体の電力の調和を考えながら、未来においてリスクが高いものは徐々に減らし、可能性が高いものは開拓していく。バランスとイノベーションとリスクマネジメントの三位一体が大切だと感じました。
ぜひ、風力発電について、何か考える際は、参考にしてみて下さい。
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