社内でSDGsに取り組む企業!3選(&湘南貿易の取り組み)

社内でSDGsに取り組む企業!3選(&湘南貿易の取り組み)

「サステナビリティ経営」「ESG投資」という言葉が注目されるようになり、多くの企業がSDGs:Sustainable Development Goals やエコに取り組むようになりました。その中でも今回は、社員自身の環境意識を高めるような取り組みをしている企業を3社紹介させていただきます。

SDGs新人研修:LION

 洗剤などの日用品メーカーであるLIONの取り組みについてです。毎年新卒で入ってくる新入社員の研修の一環で、CSV(Creating Shared Value:事業を通じた共通価値の創造)推進部がLIONのサステナビリティに関する講義を行っています。昨年度の開催では基礎的な知識や考え方を覚えるだけでなく、実際に新入社員自ら「サステナビリティ活動宣言」を行ったそうです。LIONが目指すサステナビリティを実現するために習慣化すべき行動を考えることが狙いだといいます。

以下の社会価値3点が提示され、新入社員は1つ選んでその日から始められる行動を宣言しました。

  • 健康寿命の延伸
  • Well-Being(社会、自分の心身ともに満たされている状態)な毎日
  • サステナブルな地球環境への貢献

「サステナビリティ」は、地球環境だけでなく私たちの生活や社会の持続可能性も意味します。「③サステナブルな地球環境への貢献」を目指すエコ習慣を宣言テーマに選んだ方が多く、エコに対する関心の高さが伺えます。具体的な宣言内容は、家での節水やマイボトルの持参でした。CSV推進部の方は、新入社員の方が宣言した活動を習慣化させ、お客様の意識啓発で活躍していくことを願うほか、会社全体でのサステナビリティ推進に力を入れていきたいと述べられています。

2020年度新入社員に「サステナビリティ活動宣言」をしてもらいました!|サステナブルな社員より~社員によるサステナビリティへの取り組みの活動ブログ~ | ライオン株式会社 (lion.co.jp)

サステナブルな社員食堂:パナソニック

大手家電メーカーであるパナソニックもユニークな取り組みをおこなっています。この企業は2018年3月から、WWFジャパンやサプライヤー企業の協働を経て、社員食堂でMSC・ASC認証を受けたサステナブル・シーフードを使ったメニューの提供を行っています。企業が社員食堂でサステナブル・シーフードを継続的に提供する取り組みは日本初です。本社を含む大阪の2拠点で開始し、2021年3月には全国50拠点を突破しました。

この2つの認証は水産資源と環境に配慮した持続可能な方法で獲られた水産物に対して付けられるものです。MSC認証は適切な漁業による天然の水産物、ASC認証は責任ある養殖で育てられた水産物につけられます。

水産資源の危機的状況や、認証マークの付いたサステナブルな魚介類を選ぶことの重要性に対する理解を向上させることでSDGs14「海の豊かさを守ろう」などの達成に貢献しようとしています。2020年11月からは、大阪にあるショールーム「パナソニックセンター大阪」の2階のカフェ「Re-life ON THE TABLE」でもサステナブル・シーフードを使ったメニュー提供を開始し、消費者も利用できるようになりました。

パナソニックは2001年から約20年間、WWFジャパンと協働で海の豊かさを守る活動をしています。この取り組みは、東日本大震災で被災した南三陸の復興支援と、社内からさらに持続可能な水産物の認知を広めることを目的として始まりました。社員の方はほぼ毎日利用する社員食堂でこのようなメニューがあると、自分では認証マークを手に取らない人も興味を持ちやすいのではないかと思います。

参考URL:サステナブル・シーフード – Panasonic 日本

社内でペットボトルフリー:ウォータースタンド

この会社は水道と直結したウォーターサーバーを製造・販売しており、水が入ったタンクが無いためゴミが出ないことをボトル式のウォーターサーバーにはない強みとしています。  

ペットボトルごみを削減するため、2018年7月から「マイボトルキャンペーン」を開始しました。全従業員526名にマイボトルを配布し、全社の自動販売機からペットボトル飲料を廃止し、自動販売機自体の台数も5台減らしました。ごみの削減だけでなく、自動販売機が稼働するためのエネルギーも節約することに成功しています。このキャンペーンに賛同してもらったユーザーにもマイボトルを配布し、ごみの削減に対する取り組みを広めています。

出典:https://waterstand.co.jp/csr/sdgs.html

他にも、ビーチクリーン活動やSDGsゲーム体験会などの社内イベントを開催するなど意欲的に活動しています。

湘南貿易のSDGsへの取り組み!

湘南貿易では、PETボトルキャップの単体回収を事務所内で行っています。右側にボックスには、ラベルを剥がしたPETボトル本体を右側のボックスに、PETボトルキャップのみを入れるように伝え、分別の意識向上を促しています。

回収ザウルスでPETボトルキャップを単体回収!

社員の方々も、会社を出れば消費者です。会社でSDGsやエコについて考えたことがきっかけで、生活のなかで環境意識や行動が変わるかもしれません。この記事を読んでくださっている方の会社でも、このような取り組みが広がるといいですね!




LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK